20日後場の東京株式市場は、下げ幅を拡大。平均株価は前日比188円09銭安の1万3942円08銭と大幅続落し、終値で1週間ぶりに1万4000円台を割り込んだ。
上海、香港株が上昇したことを背景に後場寄りは下げ渋ったが、先物市場で再び売り圧力が増し、平均株価は軟化。「欧州系ファンド売りが続いている」(準大手証券)との指摘が聞かれ、前日から続いている「邦銀が債券ディーリングで大きな損失を出した」(市場筋)などのうわさも手控え要因となり、一時226円安まで値を下げた。売り一巡後は、「ダイワ割安株チャンス2008」(上限1500億円)の設定額が564億円と順調だったこともあり、安値もみ合いとなった。
市場では、「先物主導の展開が続いており、相場の不安定さを裏付け、上下のブレが大きくなっている。直近で人気化している個別材料株には利益確定売りが出ているが、上値が重い主力株に比べ、まだ分があると見ている。ただ、全体の相場が一段の上昇となるには、ファンダメンタルズなど基本的な条件がそろうことが必要だろう」(別の準大手証券)との声が聞かれた。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり357、値下がり1248。出来高は20億2263万株。売買代金は2兆1171億円。午後3時時点の東京外国為替市場は1ドル=107円台後半(19日終値は1ドル=107円51銭)で取引されている。
東証業種別株価指数では全33業種中31業種が下落。NY原油先物安を背景に、国際帝石 、石油資源 など資源開発株や、AOCHD 、新日石 など石油株が軟調。THK 、オルガノ など機械株にも売りが続いた。三菱UFJ 、中央三井 など銀行株や、新光証券 、野村 など証券株、ジャフコ 、NIS などノンバンク株も下押した。
京セラ 、東エレク 、ソニー など値がさハイテク株も指数を押し下げ。清水建 、大林組 など建設株も下落。TBS 、KDDI など情報・通信株も売られた。個別では、直近で人気化していたアドバネクス 、古河電池 などが大幅安となった。
半面、王子紙 、レンゴー などパルプ・紙株が小幅高。個別では、08年5月期連結業績予想の下方修正でアク抜け感が高まったハニーズ が値上がり率トップ。09年2月期第1四半期連結決算で2ケタ経常増益となったイオンディラ や、東洋糖 、甜菜糖 など砂糖株が買われた。
[ 株式新聞ダイジェスト ]
提供:モーニングスター社
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